当記事では、壁付け海外風コート掛けのDIY方法を紹介します。
寒くなり、上着やマフラーが散乱する玄関。掛ける収納を増やさねばと感じていました。
玄関の壁に腰壁を作り、海外風コート掛けをDIYしてみました。

収納力UPで、見た目も満足するものができました!
作り方や材料について詳しく紹介します。
【設計図】作りたい海外風コート掛けのイメージ

海外風コート掛けというと、重厚感のある腰壁に、細身のフックが3〜5つ付いているイメージ。
今回は、元々壁にある巾木に合わせてカットしたベニヤ板を5枚貼り付け、上部をモール材でデコレーション。
木材にペンキを塗り、腰壁(風)に仕上げます。
ベニヤ板は、大判で厚さ9mmのものを選びました。

端材が出るのは納得の上で、ホームセンターでカットしてもらいました。
コート掛けのイメージは、Pinterestで「BOAD BATTEN」や「MADROOM」というキーワードで検索して見つけました。
DIY前の玄関の状態

DIY前の玄関の状態はこんな感じ。
玄関全体が薄暗く、壁紙は黄ばんで見えます。
築30年の中古住宅ということもあり、アンティーク感というよりはボロさが目立つ…。

玄関左面の壁紙貼り直しからスタートしました。
ゆくゆくは、玄関から廊下まで壁紙を全面貼り直して綺麗にしたいと思っています。

壁紙貼りDIYは慣れてきたけど、体力が必要なのでのんびりやっています…
玄関の壁に海外風コート掛けをDIYする手順
玄関に壁付けコート掛けを作る手順を画像と一緒に紹介します。

手付かずで散らかったお庭で作業スタート!
カットしたベニヤ板をやすりがけします。屋内作業の場合、新聞紙やブルーシートで養生しておくと後片付けが簡単です。

ローラーと刷毛どちらも使ってみましたが、刷毛の方がムラなく塗りやすかったです。

ペンキは重ね塗りすることで、綺麗に仕上がります。
表面・側面を塗り、半日以上しっかり乾かします。

ペンキが乾いたら、艶消しニスを塗って保護力・防水力UP。再度、しっかり乾かします。

着色が終わったら、壁に貼り付ける作業です。超強力両面テープと釘を使用しました。

両面テープだけでも、手直し不可能なほど頑丈に張り付きました。
剥がそうとしたら、壁紙がもっていかれそうだったので慎重に行ってください。

熱に弱い商品なのでドライヤーで温めたら取れるかも?

床を養生して、巾木の着色をします。軽く拭き掃除もしました。

経年による、ざらつきがあったのでペンキがよくのりました。
ツルツル素材の巾木は、やするか、「ミッチャクロン」などのプライマーを塗って密着力を高める必要があります。

重さのかかる板のみ、釘を打って強度を高めました。木材が反っている場合も、釘を打った方が良さそうです。

コート掛けフックを取り付けるための下穴をあけます。

ビスで固定します。

目立っている釘の上にペンキを重ねて馴染ませます。乾いたら完成です。
完成!収納力UPでいい感じ

完成形がこちらです。
壁紙と木材の白さで、玄関が明るくなりました。ほぼイメージ通りに作れて満足満足!
ペンキやニスを乾かす時間は必要でしたが、作業自体は1時間もあればできると思います。

ゴールドのフックは、IKEAの「KÄMPIG シェムピグ」。1つ799円とリーズナブル。
奥行きがあるためコートがズレ落ちず、いい買い物でした。玄関扉横の装飾ともマッチしています。

腰壁の高さは、玄関照明スイッチよりちょっと下で調整しました。
子供の目線より高くした方が危なくないかなと感じました。背伸びしたら届くくらい。

帰宅後、放り投げられていたコートが1箇所にまとめられて嬉しい。

バックやリュックも掛けられます。
子供が小学生になったら、ランドセル置き場にしてもいいな。

鏡をぶら下げれば身だしなみチェックができます。
マスクやエコバッグを引っ掛けておけば、慌ただしい朝でも忘れずに済みそうですね。

DIYから2ヶ月が経過しました。どのパーツも剥がれ落ちることなく、使えています。
賃貸での現状回復は難しいDIYですが、もし飽きて元の壁に戻したくなったら…
- バールでベニヤ板を剥がす
- ビリビリに破けるであろう壁紙を剥がす
- 新しい壁紙を貼る
という作業をすると思います。
今回使った工具・資材リスト
- 厚さ9mmのベニヤ板
- 木製モール材
- 木材ベニヤ用超強力両面テープ
- 釘
- アサヒペン水性多用途カラー白1.6L
- 艶消しニス
- IKEAシェムピグ
- ビス
合計約8,176円ほどで作れました。
大判ベニヤ板は1枚980円。カット料込みでも、小さいサイズよりコスパが良かったです。
モール材は、木製で高さのないものを選びました。
通販だとモールディング・装飾材の【みはしショップ】

電動やすりは手が疲れません。▼
超強力を実感できた両面テープ。▼
あると便利なペンキ塗りセット。▼
こだわりがないので1番安い刷毛で塗ります。▼
臭い少なめでリーズナブルなペンキ▼
艶消しニスでナチュラルな仕上がり▼